美白治療
<美白治療のポイント> 2017.11.22
 福代皮フ科クリニック 美白治療:1外用、2炭酸ガスレーザー、3ルビーレーザーについて記載します。
1)外用
 外用の主は、4%ハイドロキノン、サンスクリーンと3%ヘパリン油性クリームがメラニン美白に効果的です。
 オリーブ油、ワセリン、プロペトも補助剤です。 基本的には、美白は、メラニン沈着を阻止、メラニン吸収促進で獲得できます。
 メラニンは主として、毛根の最下部で産生、表皮の基底層の直下に沈着します。これがシミです。メラニンはメラニン細胞内に顆粒
 として蓄えられ、外に放出され沈着します。この部(表皮下)のメラニンを減少させるのが美白治療です。
 ハイドロキノンは、このメラニンが細胞内で合成される作成過程をブロックします。つまりメラニンを作るのに必要な酵素を競合的
 に阻害します。逆に、4%より高濃度では、効果が強すぎて正常皮膚が脱色されて、白くなります。4%が、美白として安全、効果的
 な濃度と提唱します。使用には最新の注意が必要です。日光に反応するため、遮光、夜の外用が安全です。ピンポイントに外用し、
 昼は遮光します。洗顔時確実に、洗い落とす事、更に、昼は、サンスクリーンで遮光します。
 当院のハイドロキノンは、40度以上のお湯で皮膚から流れ落ちる様に作られており、朝、お湯(40度以上)で洗顔すれば安全です。
 皮膚は、表皮・真皮・脂肪の皮下組織から構成され、表皮の最外層は角質です。ハイドロキノンを、夜角質に塗り、表皮の下端
 (基底層まで)浸み込ませる事が大切です。それには、夜、洗顔後、直にハイドロキノンを外用する事!他剤を外用しない事!
 ハイドロキノンは、他剤と反応し、真っ黒に変色します。要注意!つまり、寝る前は、ハイドロキノンのみ、だけ、です!
 地肌のお手入れは、朝の洗顔(お湯40度)後、ハイドロキノンを落としてからが、勝負です!
 朝保湿剤外用後に、サンスクリーンを確実に塗り、最後にパウダーファンデーションです。ファンデーションとサンスクリーンは共に
 遮光効果があるので2重のブロックになります。質の高い保湿剤として、当院は、スクワラン保湿を推奨します。
 基底層まで浸透するからです。 十分な保湿を表皮全層に浸み込ませ、角質にサンスクリーンを適切な厚さに外用します。
 サンスクリーンの適切な量は、顔一面に、大豆3個分の量と言われますが、サンスクリーンの遮光効果は主にその厚さにあります。
 厚いほど遮光効果が強いのですがニキビを誘発します。適量は、大豆3個分としま。 鼻、頬(シミの好発部位)は厚めにします。
 最後に、ファンデーションを外用します。 薄めがオシャレ、サンスクリーン、ファンデーションとスクワランで3重の遮光となります。
 パウダータイプがよく、リキッドタイプは毛孔に詰まりニキビが出来易いです。

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