美白治療
3)ルビーレーザー
炭酸ガスレーザーが黒色の腫瘍を炭にして排除するのに対し、ルビーレーザーは、 メラニンを黒いカサブタにして剥がします。
ルビー光線は高いエネルギー光でメラニン顆粒内に空気を発生させメラニン顆粒を破壊します。
その黒色調(メラニン)が濃いほど確実に綺麗に仕上げます、
ルビー照射直後シミが白く変色してから黒いカサブタになるのは、そのためです。
この様にルビーレーザーは、そのターゲットがメラニン顆粒で選択的にメラニン顆粒を破壊します。
しかし、そのエネルギーが、非常に強いため、照射により熱傷(ヤケド)を起こし、赤く腫れます。
アカミの後のシミ、炎症後の色素沈着が唯一の難点です。 炭酸ガスレーザーより術後のアカミが強く、ヒリヒリ、腫れ、辛いです。
しかし、2~4週後の仕上がりは大変美しいです。 ルビーレーザーでできるカサブタは大変丈夫で海苔(ノリ)を皮膚に貼った感じです。
この海苔(カサブタ)がヒラヒラと流れ落ちる迄油を浸み込ませます。 油としてオリーブ油、ワセリン、プロペトを推奨します。
アカミのケアーは、まずステロイド外用です。ルビー照射後2週でアカミを確実に消します。
カサブタの上にステロイドを塗りベッドにはいります。 オリーブ油とステロイド軟膏を混合してカサブタに塗ると浸み込みがよいです。
朝、まず、オリーブ油をカサブタに塗り、そして、石鹸で優しくコットンでステロイド剤を落とします。
カサブタに石鹸をつける前、洗顔前に必ず、オリーブ油をカサブタに浸み込ませてから洗顔をします。
これで、カサブタは保持されます。オリーブ油、ワセリン等の油はカサブタを丈夫にします。 油は、ヒリヒリ感をなくします。
アカミを消して後、残2週は、油(オリーブ油、ワセリン等)の外用のみによるカサブタのケアーです。
洗顔前に塗ります。カサブタが自然にとれれば、FINISHです。
尚、カサブタに油、ステロイド剤を塗った後にサンスクリーン、ファンデや保湿剤外用も可能ですが、
これらファンデも、落すにはオリーブ油をコットンに十分浸み込ませ優しく舌でなめる様に落とします。
カサブタに、カブレないバンドエイドを張ってからファンデをすれば確実です。
以上ルビーレーザー照射後のケアーは、炭酸ガスレーザーより慎重にします。アカミのケアーが重要です。
<まとめ>
レーザー治療は、術後のケアーが重要で、炎症後の色素沈着は、発生してしまうと自然に消える迄1年かかります。
失敗しても即受診されれば大丈夫です。上記を念頭に慎重にかつ大胆に美白を獲得されて下さい。

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